AIR | riverdance.jp
Airオリジナル企画:Flying Squadインタビュー
前のページから続く)
Q. 『リバーダンス』の中でみなさんのいちばん好きなシーンはどこでしょう?

Melissa
わたしは『Riverdance』ですね。ダンサー全員がステージに上がるというのと、なんと言ってもリバーダンスを世の中に広めた曲だということ、あと、プリンシパルがソロやペアで踊る場面が多いのが気に入ってます。

Nicola
わたしは『Trading Taps』。タップダンサーとアイリッシュダンサーの掛け合いでは毎回違うステップを見ることができて、生み出されるリズムもすばらしいですね。いつもステージの脇から見てますよ。

Q. 自分でもやってみたい?

Nicola
そう、女の子が『Trading Taps』をやってもいいのにね(笑)。

Padraic
僕はMelissaと同意見で『Riverdance』。オリジナルの曲だし、曲の構成も、ソフトな感じからだんだんと盛り上がって行くところがいい。ステージの構成も、ソロからだんだんと人が増えていって、最後はものすごいエネルギーがあふれてくる。作品のハイライトになっている作品だというところだね。あの曲が終わったあと、観客の人たちが感動している様子を見るのも好きだね。

Ryan
『Finale』が好きだな。最後にいろんなダンサーがそれぞれのダンスを見せて拍手を受けるところ。あそこは登場する人数が多くて盛り上がるし、自分のダンスに対してお客さんからの大きな反応を感じることができるというのはいいね。そのままもう一回ステージができそうなくらい気持ちが熱くなるよ。


左からRyan、Padraic

Q. ところで、ダンスキャプテンというのはどういった役割なんでしょう?

Ryan
まずみんなの振り付けのチェックだね。リバーダンスでは群舞でみんなが一斉に同じ動きをすることが重要なので、リハーサルの時に自分だけ前に出て、一人ひとりの動きをチェックして修正する。 あと、ツアーには専属のマッサージ師とかトレーナーがいるんだけど、そういう人たちがいつ誰を担当するかのスケジューリングなんかもする。

それに、ダンサーは毎日出続けているわけではなくて、ローテーションを組んで順番に休みを取ったりするし、出ているときも踊る場面(や立ち位置)が毎回変わったりするんだ。そういうローテーションのスケジュールを作るのもダンスキャプテンの仕事なんだよ。

つまりは、部活のキャプテンと同じで、みんなをまとめて、頼りになって、みんなが最高のコンディションになるような環境を作ってあげているんだ。でも30〜40人のチームともなると本当に大変だよ。その上、自分の体調も管理しなければならないし・・・。

Q. ツアーの最中にケガをする人もいますよね。

Padraic
そういうときはまずカンパニー専属の医師が診て、ケガの状況に応じて、様子を見ながら続けるか、帰国するかを決めるんだ。で、帰国するとなったら代わりのダンサーを呼ばなきゃいけない。そのへんの調整もダンスキャプテンが関わっているんだ。

Q. みなさん1994年のユーロビジョンの時、どこで何をしていましたか?

Melissa
んー、たしか子守りのお手伝いしてた(笑)。

Nicola
わたしは家のテレビで見てました。自分が通っていたダンススクールの人が何人も参加していて、なにかスゴイことをやるらしいというのは聞いていたので。

Padraic
実は観ていないんだよね。その頃はNYに住んでいて、僕はサッカーに夢中だった。その後ラジオシティにきたときに初めて『リバーダンス』を観て「これだ!」と思ったのは覚えてる。

Ryan
僕はカナダ出身なんだけど、ちょうどそのユーロビジョンのころ、父親がアイルランドの親戚のところに行っていてね。それで父が録画したテープを持ち帰ってきて、「ものすごいものを見せてやるよ」って言われたんだ。それを姉と一緒に観て、すごい衝撃を受けた。
あれはアイリッシュダンスをやっている人にはものすごく衝撃的な瞬間で、いつかはあそこに立ちたい、とみんなが思ったと思う。

Q. 男性お二人に伺います。リバーダンス以前、男の子にとってアイリッシュダンスというのはどういうものだったんですか?

Padraic
簡単ではなかったね(笑)。

以前は、ちゃんとした大会に出るときには男の子はキルトをはかなければならなくて、学校の友達からは「うわ、男なのにスカートはいてる!」って言われたよ。けれど、リバーダンス以降、一気に「何かかっこいいことやってる奴だ」と思われるようになった。すべてはリバーダンスのおかげだと思う。

Ryan
僕も同じ。アイリッシュダンスをやっていることを学校ではずっと内緒にしてたんだけど、ある時転校したら、そこに昔、同じダンススクールにいた奴がいたんだよ。「やばい、バレる!(ダンスのことは)話さないでくれたらいいんだけど・・・」と思っていたらやっぱりバラされて(笑)、大変だった。

でもリバーダンスがメジャーになってからは「オレ、あれできるよ」って自慢できる感じになったね。

Q. では、次は女性お二人に。女の子の側でもリバーダンスが現れたことの影響ってあったんですか?

Melissa
わたしはすぐ「あのステージに立ちたい!」って思いました。翌年(1995年)2月のアイルランドでの初公演を観に行ったときは、客席で一緒に踊ってました。そのあと、オーディションの機会があって、すぐにリバーダンスに参加できたのは幸運でしたね。

Nicola
それまでは、アイリッシュダンスをやっていて、目標というと競技会でどういう成績を残すか、ということだけで、リバーダンスのように、多くのお客さんの前で踊るなんてことはほとんどなかったんです。もちろんそれで生計を立てるなんてことも考えられなかったし。それがリバーダンスの登場から、ダンスで食べていけるようになったり、世界中を旅することができるようになったり、そういう意味でリバーダンスの影響は大きかったと思います。

Q. 次は衣装について。競技会で女子が着る衣装と、リバーダンスの衣装とはかなり違いますけれど、どっちが好きですか?

Melissa
何年か前、自分が競技会で着ていた衣装を着てみたんですけど、相当に重かったですね。それに比べたらリバーダンスの衣装はとても軽くて踊りやすいと思います。


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